実況のカニ松下さん一番のお気に入り＃１３カビ選手。チーム２４６で急遽仕上げたマシンながら見事二位表彰台を獲得。

予選のマシントラブルでのリタイヤから追い上げ、三位表彰台の＃３日吉選手。

レース中盤まで二位を走行していた＃１４ＦｉｎｄｉｎｇＭｅｇｒｏｓ選手。マシンセットを煮詰めきれなかった感が残ってしまった。２００７年シーズンに期待したい。

モトチャンプ杯東日本最終戦　FPクラス

チャンバーの装着が許されているスクーター準改造クラス、ＦＰクラス。 年々競技人口が減ってしまい、先シーズンは二戦しか開催されなかったためシリーズ不成立となってしまったが、今年は先輩方のエントリーや新しく始めたライダーのお陰でシリーズ戦として成立しました。本来シリーズ戦スクータークラスの花形レース。来年の更なる盛り上がりに期待したい。

ポールポジションは圧倒的な速さを見せる＃２島村勝。 ＃１４ＦｉｎｄｉｎｇＭｅｇｒｏｓ（以下メグロス）、＃５島村勇樹、＃１２ポ飯尾までがフロントローに並んだ。 二列目はマシントラブルに泣かされた＃１ＦｉｎｄｉｎｇＰｅｒｏ（以下Ｐｅｒｏ）、＃３日吉、＃１３カビとなった。
レースは＃２島村勝がホールショットから快調に飛ばしていく。 ライダー、マシン共に他とは一歩抜きん出ている感じか。 ＃１４メグロス、＃５島村勇樹、＃１Ｐｅｒｏと続いていく。 ＃１２ポ飯尾はスタートに失敗してしまい最後尾まで落ちてしまう。
一週目最終コーナーで＃３日吉が、二週目一コーナーで＃１３カビが＃１Ｐｅｒｏをかわしていく。 ＃１Ｐｅｒｏは今回予選から燃調がうまく合わず悔しいレースとなってしまった。
やはり＃２島村勝が抜け出しトップを走行。 二番手は＃１４メグロス、＃５島村勇樹がテールトゥノーズで続き、離れて＃３日吉、＃１３カビが追いかける格好となる。
四週目一ヘアピンで＃１３カビが＃３日吉をかわして四位浮上。 今回のレースに出場するためのベース車のベルトにカビが生えていた”黒いマシン、ちょっと汚いレーシングスーツ（カニ松下サン談）”ハウスダストレーシング＃１３カビ。
鼻炎持ちの＃３日吉にはちょっと厳しい相手か。
五週目一ヘアピンで、バトルしていた＃１４メグロスがインを閉め気味で進入してしまい立ち上がりでスピードを乗せる事が出来ず、続く二ヘアピンで＃５島村勇樹の先行を許してしまう。
最終コーナーでは接触しながらも＃１４メグロスが前に出る。 そして二台のバトルの間に＃１３カビ、＃３日吉が追いつき四台の集団となる。 続く一コーナーで＃１３カビが脅威の二台抜き。二番手に浮上する。
後続のバトルの隙にじりじりと＃１３カビがリードを築いていく。 七週目一コーナーで＃５島村勇樹、九周目一コーナーで＃１４メグロスをかわした＃３日吉が三番手に上がる。
＃３日吉が＃１３カビとの差を詰め、テールトゥノーズでファイナルラップに入っていくが、終始集中力を切らすことなく走りきった＃１３カビのインには入れなかった。
＃２島村勝が格の違いを見せ優勝。 転倒二位に終わった第四戦全国大会以外の成立したレースを全て制し見事初のシリーズチャンピオンとなった。 二位に＃１３カビ、三位に＃日吉がはいった。

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