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ITTO BEST20 HIYOKANO BEST8
12インチの大きなFP−4マシンを自在に操り見事優勝の#3藤永優選手。(マシン:シグナスX)
バンク角的に若干不利な車体ながら、中盤トップにたちレースを沸かせた#5中島聡選手。(マシン:アドレスV125)
今回は仕掛けどころで上手く作れなかった#1島村選手。次戦に期待したい。(マシン:JOG-ZR)
1位 | 3 | 藤永 優 | ベリアルサービス&ポッシュ |
2位 | 5 | 中島 聡 | WILD-LION&846軍団 |
3位 | 1 | 島村 勝 | TEAM246 DFノリーズ |
4位 | 4 | 島村 勇樹 | TEAM246 DFノリーズ |
5位 | 8 | 武丸ヨッシー!!! | ハゼファクトリー+努力・根性・度胸 |
6位 | 2 | 日吉 正則 | ごっつうRJr&PBO+Testa!! |
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モトチャンプ杯東日本開幕戦 FP/FP4クラス
2サイクル50ccスクーター準改造クラスFP−EXPクラス。
今年から新設されたクラス、FP4クラスと混走で開催された。
FP4クラスとは4サイクル125ccスクーターの準改造クラスで、マフラー交換と吸気系の小改造が許されているクラスとなっている。環境問題対策等メーカーの方針で50ccスクーターの新車ラインナップが少なくなっていくなか、モトチャンプ誌が今後のスクーターレースを見据え提案したカテゴリーである。FPとFP4ではお互い長所短所がある上、FP4の主な対象車種となるシグナスXとアドレスV125でも得意とするところが違い、車格の違いもあり異種格闘技戦さながらの熱いレースとなった。
ポールポジションはFP4シグナスXを駆るスクーターキング藤永優選手。FPクラス主流のジョグに比べて40キロ程度重たい車重ながら12インチタイヤの利点と持ち前のテクニックで見事予選レースを制した。
二番手はFPジョグZRの島村勝選手。2サイクルの軽量な車体を生かしたコーナーリングスピードで決勝での巻き返しを図る。2006年関東シリーズ戦を圧倒的なスピードで制した勢いで開幕戦から流れに乗って行きたい所。
三番手はFP4アドレスV125の関東のベテラン、中島聡選手。シグナスに比べ圧倒的に軽い車重、高出力のエンジンを持つアドレス。同じFP4レギュレーション内でもこちらは10インチタイヤになる。
予選レースは上位三台が抜け出す展開となり、決勝レースも三台の熱いバトルが予想された。
四番手にFPの島村勇樹が続きここまでがフロントローとなった。
絶妙にスタートを決めた#1島村がホールショット。二番手から#5中島、#1藤永、#8武丸ヨッシーと続く。一ヘアピンで早速#5中島が#1島村に仕掛けていくが入りきれず若干失速してしまう。これで#1島村が若干リードを築き、二ヘアピンを立ち上がり裏ストレートへ。このままうまく逃げを打ちたいところ。最終コーナーで#3藤永が#5中島のインをつき二番手へ。
三週目、#3藤永がファステストラップを出しながらじわじわと#1島村との差を詰めていく。そして四週目最終コーナーで#1島村のインをつきトップに出る。#1島村もクロスにラインを取り一コーナーで仕掛けるも、FP4車両のほうが若干ストレート後半の伸びがあることもあり入りきれなかった。バトルの隙に#5中島がファステストラップを刻み、二台に迫る。これで#3藤永、#1島村、#5中島というオーダーとなり、後続との差をひろげ、三台でのトップ争いとなっていく。
七週目に#3藤永、八週目に#1島村がファステストラップを出しながら三台のペースが上がっていく。そして九周目最終コーナーで#5中島が#1島村をかわし二番手へ。その勢いで十週目二ヘアピンで#3藤永に仕掛け、一気にトップへ浮上。すかさず#3藤永も最終コーナーでインに飛び込むが、ここは入りきれず#5中島がうまく抑える。#1島村も離されずついていっているものの、この日の激しい強風というコンディションもあってかFP持ち前のコーナーリングスピードが生かせずいまいち仕掛けどころが無い。
十二週目最終コーナーのブレーキングで#3藤永が#5中島のインに飛び込み、お互い譲らず接触しながら並んで立ち上がる。十三週目一コーナーではイン側にいた#5中島が前へ。続く一ヘアピンで#3藤永が物凄いハードブレーキングで#5中島のインにねじ込みトップへ浮上。ここまで離されず三番手に甘んじていた#1島村が十四週目高速コーナー、一ヘアピンとスピードを乗せ、二ヘアピンで#5中島に仕掛ける。だが入りきることが出来ず接触してバランスを崩してしまう。転倒こそ間逃れたものの優勝争いから脱落してしまう。残り集回数から、優勝するためのぎりぎりのタイミングであったから仕方が無い。
そしてレースは二台テールトゥノーズのままファイナルラップへ。一ヘアピンのブレーキングでは#3藤永が絶妙なブロックライン。二ヘアピンでもうまく抑える。裏ストレートでの伸びは互角のまま最終コーナーへ。最終コーナーのブレーキングで#3藤永はインを閉め気味のブロックラインで進入。#5中島はそれを読み、立ち上がり重視のラインで進入し、スピードを乗せていく。
コーナーを立ち上がり残るはフィニッシュラインまでの直線のみ。最終でうまく乗せた#5中島のマシンが伸びて#3藤永に並んでいく。だがフィニッシュラインではまだ抜ききることが出来ず、#3藤永がトップでチェッカー。
二番手に#5中島、三番手#1島村という結果となった。