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ITTO BEST
終始安定感があり、かつ速さの光る力強い走りで序盤から他を寄せ付けなかった#2島村選手。見事今期3勝目を飾った。
幾度もの#7なべ選手のアタックを持ち前のカードの多さで抑えきり見事2位表彰台を獲得した#3野口選手。
敢然と勝負を仕掛け2位争いを繰り広げたが、惜しくも3位表彰台の#7なべ選手。
序盤のまさかの転倒から巻き返し見事ポイント圏内に返り咲いた#1飯田選手。
予選ヒート、ウェットパッチの残る難しいコンディションでの#2島村選手と#1飯田選手の攻防。#2島村選手がおさえポールポジションを獲得する。
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モトチャンプ杯東日本第5戦 FNエキスパートクラス
前日の雨に続きはっきりしない曇り空でむかえたモトチャンプ杯第5戦。エキスパートクラス9台、ビギナークラス5台、混走別章典で争われる。予選の路面はハーフウェットからドライに近いという難しいコンディション。決勝前に雨がぱらつき、各ライダーはマシンセットを悩ませることとなったがコースイン時にはまだ路面はドライ、いつ雨が降り出すか分からない不安を抱えながらのレースとなった。
ポールポジションは#2島村選手。予選ヒートで#1飯田選手とテールトゥノーズでデットヒートを繰り広げ見事ポーツポジションを獲得。2番手は前大会圧倒的な強さで優勝し、シリーズランキング争いトップに踊り出た#1飯田選手。 3番手はベテランの貫禄#3リトアニアンフィーリング選手(以下野口選手)。4番手には前大会果敢なプッシュで観客をわかせた#7なべ選手、ここまでがフロントロー。以下#19ごっさん選手、#9日吉選手、#13メグロス選手、#18銀狼選手、#14飯尾選手と続く。
良いスタートをきったのは#2島村選手。2番手は#1飯田選手、そして#3野口選手、 #7なべ選手とグリット通りの順当なスタート、このオーダーで1、2コーナー、1ヘアを通過。右コーナーを通過するあたりから早くも#2島村選手がペースを上げ始め後続車を引き離しにかかる。この展開にはやく手を打ちたい#1飯田選手、しかし#2島村選手のペースが速く、じりじりと離されながら静かに2周目3周目と周回を重ねる。その後方#3野口選手、#7なべ選手は必死に#1飯田選手に追いすがるが3周目中盤からやや離され始める。その後方には第3グループ#19ごっさん選手、#9日吉選手、#13メグロス選手が続く。
そしてむかえた先頭4周目、#2島村選手から大分差をつけられた#1飯田選手、その後方に#3野口選手そのすぐ後方テールトゥノーズで機会を窺う#7なべ選手という面々。#2島村選手との見るからに広がる差に焦りを感じたのか#1飯田選手右コーナーでまさかの単独転倒。この横を#3野口選手、#7なべ選手が通過。#1飯田選手は第3グループの後ろ7番手に沈んでしまう。
5周目から#2島村選手は丁寧に周回を重ね、他の追随を許さない。その後方#3野口選手と#7なべ選手が2位争い一騎打ちとなる。ラインを変え何度も果敢に#3野口選手に仕掛ける#7なべ選手、しかし#3野口選手はこれをおさえ前には行かせない。目に見える攻防とは裏腹に順位は膠着状態のまま周回を重ねる。シリーズを見据えて1ポイントでも多く獲得したい#1飯田選手7周目最終コーナーで#9日吉選手をかわし6番手浮上。
#2島村選手がバックマーカーにさしかかる10周目、#1飯田選手は#19ごっさん選手をかわし5番手浮上。この周の最終コーナーで#7なべ選手がきれいに立ち上がり#3野口選手と併走する形で向かえる11周目1コーナー、仕掛けに行きたいところだがわずかに届かない。この後方で#1飯田選手が#13メグロス選手をかわし4番手浮上、ポイント圏内に返り咲く。
バックマーカーをかわしながらのレース、トップ#2島村選手は安定した走りでぐんぐんと引き離していく。大分離れて#3野口選手と#7なべ選手、#7なべ選手は仕掛けようと気色ばむが膠着状態のまま、その後方に#1飯田選手、2番手争いに加わるには難しい距離感。
そしてファイナルラップ。危なげない走りで#2島村選手は走り抜ける。2番手争い#7なべ選手最終コーナーに照準を合わせインにねじ込むが#3野口選手きれいにクロスをかけてストレートを併走。体を前に出し合いチェッカーを受けるがスピードの乗っていた#3野口選手に軍配が上がる。
優勝は速さが光った#2島村選手。今期3勝目を飾った。2番手争いを制したのはベテラン#3野口選手。2番手争いを演じ観客をわかせた#7なべ選手が3位入賞。そしてまさかの転倒から見事巻き返しを図るも2番手争いまでにはわずかに届かなかった#1飯田選手が4位入賞。
シリーズチャンピオン争いで15ポイントリードしていた#1飯田選手だが、今回4位に終わったため#2島村選手とのポイントの差は5ポイントに詰め寄られてしまった。最終戦はシリーズポイントが1.25倍になるため次回モトチャンプ杯最終戦で優勝した方がシリーズチャンピオンとなる。目がはなせない展開、モトチャンプ杯最終戦は来年、2008年1月20日に開催される。
1位 | 2 | 島村 勝 | TEAM 246 南出組 |
2位 | 3 | リトアニアンフィーリング | DMR&モンキーターン&ノリーズ |
3位 | 7 | なべ | 昇天+HF+イイオバンザイ |
4位 | 1 | 超人 翔太 | 秘永路&H,F、ノリーズ、DMR、NEO |
5位 | 13 | メグロス | RKT・ケンクル・ノリーズ |
6位 | 19 | ごっさん | 摩擦師+I.M.C.F |
7位 | 9 | 日吉 正則 | ごっつうRJr&PBO+TESTA!! |
8位 | 18 | 銀 狼 | 一走鬼+ハゼファクトリー+ケンクル連合 |
9位 | 14 | 飯尾 万ザイ | ハゼファクとK−1とKC東京 |