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今期二勝目の渡邉選手。片時も目の離せない激しいレースを見事制した。前戦のノーポイントレースが響いたがシリーズランキング2位と昨年から一つポジションをあげた。
昨年のシリーズチャンピオン飯田選手。惜しくも優勝は逃したが2位でチャンピオンの座は防衛した。優勝回数は渡邉選手に負けてしまったが、レース後の表彰式で来シーズンの更なる飛躍を約束していた。
初のトップグリッドからのレースを経験した浅倉選手。決勝中も常に上位に位置しレースを大いに盛り上げた。復帰戦で見事3位表彰台を獲得。
4位入賞の安田選手。少ない練習時間ながらレース中盤トップを走行し、終盤にはレース中のファステストラップを叩き出すなど大きく見せ場を作った。中盤の怒涛の展開の中でのポジションダウンが結果に響いてしまった。
5位入賞の島村選手。序盤からトップ集団に身をおいていたものの、中盤からのペースアップに乗り損ねてしまった。来シーズンに期待したい。
6位入賞の野口選手。持ち前の鋭いブレーキング等で見せ場を作ることができなかった。今シーズンは安定した結果を維持しシリーズランキング3位を獲得した。
関東では珍しいDIOのツーショット。下山選手と安田選手
迫力のスタートシーン
掲載の画像は全て決勝ヒート、桶川スポーツランド様がご提供くださった画像です。素晴らしい画像をありがとうございました。
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関東ロードミニ選手権最終戦
天候には恵まれたものの風が強く、冬の厳しい寒さを感じる中開催された関東ロードミニ選手権最終戦。今戦は2007年最後のレースということもあり多くのエントリー台数が集まった。中でも2007年モトちゃんぷ杯全国大会優勝の民谷選手、モトちゃんぷ杯関西シリーズチャンピオンの安田選手をはじめ関西から多くの遠征組を交えてのレースとなり、上位に食い込んでくることが予想され、シリーズチャンピオン争いの行方にも注目が集まる。又、日没の時間等タイムスケジュール的な理由もあり通常シリーズ戦より若干短い10周での決勝レースとなり、瞬発的なレース展開が予想された。
予選タイムアタックでトップタイムを叩き出し、見事ポールポジションを獲得したのは#12武丸ヨッシー選手(以下浅倉選手)。久しぶりのレースながら予選ヒート中#3渡邉選手、#9下山選手との集団で見事唯一42秒台にいれ自身初のトップグリッドからのレースとした。2番手は開幕戦優勝の#3渡邉選手。関東ロードミニ選手権でFNクラスが開催されて以来殆どのレースで表彰台に乗っている3番手は#9下山選手。前日の走行でも良いタイムを出しており、決勝にも期待がかかる。4番手には#2島村勝選手。トップから4番手まで0.2秒程度の差しかない接戦のフロントローとなった。
2列目5番手にランキングトップの#1超人翔太選手。6番手に同ポイントトップの#5アメリカンフィーリング選手(以下野口選手)とランキング上位ライダーが2列目スタートとなった。7番手に関西からの刺客#42死神博士選手(以下安田選手)。いわずと知れた関西の有力チーム”大西塾”の教官。前日走行が初の桶川走行というのが地元勢から比べるとかなり不利ではあるが、決勝に繋がる2列目のポジションを確保した。予選終盤での接触転倒によるマシンのダメージが気になるところ。
3列目以下#7メグロス選手、#58後藤選手、#19藤原選手、#20民谷選手となった。
予選結果からも接戦が予想された決勝レース。良いスタートを切りホールショットは#12浅倉選手。アウトから#2島村選手も飛び出し2番手で1コーナーへ。以下#3渡邉選手、#1飯田選手、#4野口選手、#42安田選手、#9下山選手という順。立ち上がりスピードをのせた#1飯田選手が1ヘアピンまでに#3渡邉選手をかわし二番手へ。同じく#42安田選手、#9下山選手も#4野口選手をかわし上位へ上がってくる。 ヘアピンを立ち上がり続く右コーナへ向かい切り返しながらの短いストレート。広いコース幅を大きく横に使いながらラインを交差させ、各ライダー序盤でのポジションアップを図り右コーナーへとなだれ込む。右コーナーを立ち上がり#12浅倉選手、#2島村選手、#1飯田選手、#3渡邉選手、#42安田選手、#9下山選手、#4野口選手、#20民谷選手、#8メグロス選手、#19藤原選手と続き一列に繋がって複合コーナーに進入していく。 このままの順で複合コーナーから最終コーナーを過ぎホームストレートへ。
2周目1コーナー立ち上がりからスピードをのせた#42安田選手が1ヘアピンブレーキングで#3渡邉選手をパスし4番手に。最終コーナーを立ち上がり、ホームストレートから3周目1コーナーの進入で#1飯田選手をかわし3番手へと順位を上げていく。初めてのサーキットながら持ち前の技術と経験、抜群のマシンの仕上がりを生かしたライディングで一気に上位にポジションを上げていくのはさすがの一言に尽きる。そのままの勢いで4周目1コーナーで#2島村選手を、1ヘアピンのブレーキングで#12浅倉選手をかわし一気にトップへと躍り出る。#42安田選手が集団を率いる格好で一列に連なりながら5周目へと入り、レースも中盤戦へ。
5周目1ヘアピンで#12浅倉選手がトップに仕掛けていくも入りきることができず若干失速してしまう。同じく1ヘアピンで4番手#2島村選手のインに#3渡邉選手、#9下山選手が一気に入り、4番手、5番手となる。#12浅倉選手の後ろからスピードをのせた#1飯田選手が続く右コーナーの進入で捕らえ2番手へと浮上。複合コーナー進入から右への切り返しで若干リズムに乗せ切れなかった#42安田選手に対し、複合コーナーから最終コーナーへと上手くまとめタイトにスピードをのせてきた#1飯田選手がホームストレートで満を持してトップへと躍り出る。
6周目1コーナーで#1飯田選手と並ぶ格好で進入してしまい、ほんの少しスピードを乗せ切れなかった#42安田選手に#12浅倉選手が1ヘアピンでロングにねじ込み2番手へ。その後ろ、この攻防を上手く読みスピードを乗せた#3渡邉選手が右コーナーへの進入までに二台抜きを果たし一気に2番手に。#9下山選手も#42安田選手をかわし4番手へと順位を上げる。
7周目1コーナーで#12浅倉選手が#3渡邉選手をパスするも、続く1ヘアピンで逆に撃って行き#3渡邉選手が2番手をキープ。ここでトップの#1飯田選手が混戦を尻目にペースを上げ、7周目複合コーナーにはいる頃に若干のリードをきづくことに成功した。7周目最終コーナーをタイトにまとめられなかった4番手#9下山選手を#42安田選手がホームストレートでパス。
レースも8周目に入り終盤戦に向けて加速していくことを予見していた#9下山選手は続く1ヘアピンでロングに撃って行き、どうにか勝機をつなごうとするが入りきることができず、若干接触してしまい失速してしまう。その後方からスピードを乗せた#2島村選手が右コーナーまでに2台を抜き4番手へと順位を上げるが、前の#3渡邉選手、#12浅倉選手と離れてしまう格好となってしまった。8周目中盤から集団を抜け出した#3渡邉選手と#12浅倉選手、リードを築いていた#1飯田選手を懸命に追う展開となる。強風のため単独でペースを作りにくい中、#3渡邉選手が素晴らしい集中力で自身レース中のベストラップを叩き出し、#12浅倉選手もこれに続きトップとの差を詰めていく。 9周目中盤にはトップ三台テールトゥノーズとなり、各ライダー勝機を伺いながらここでファイナルラップへと突入していく。
強風の影響もあり、パワーの少ないFNクラスではスリップストリームが良く効くことを十分に承知しているトップの#1飯田選手は1コーナー進入で可能な限りワイドにラインをとり、1ヘアピンまでのストレートにスピードを乗せていく。しかし#3渡邉選手もそれ以上にスピードを乗せ、1ヘアピンのブレーキングでトップに躍り出る。
続く右コーナーでねじ込むことに勝機を見なかった#1飯田選手は綺麗なラインで右コーナーをパスし、複合コーナーへとスピードをのせテールトゥノーズのまま進入していく。複合コーナー1つ目の立ち上がりで#3渡邉選手は若干ラインを外してしまう。
ほんの少しスピードを乗せ損ねた#3渡邉選手に対し、#1飯田選手が完璧なラインで左、右、左と過ぎるたび少しずつスピードを乗せて最終コーナーを立ち上がる。最後のホームストレートに入り、複合コーナーから乗せきったスピードで#1飯田選手が#3渡邉選手に並びかけていく。
しかしフィニッシュライン上ではわずか0.04秒届かず#3渡邉選手がトップでチェッカーを受けた。
開幕戦に引き続き今期二勝目を、今戦は完璧な自力で飾ることができた#3渡邉選手。 普段はそういった感情をあまり大きく外には出さない彼が見せた力一杯のガッツポーズに今戦の激しいレースを感じさせ、会場を感動の渦に巻き込んだ。 2番手に#1飯田選手、3番手#12浅倉選手までがテールトゥノーズでチェッカーを受け表彰台を獲得。 以下#42安田選手、#2島村選手、#4野口選手までが入賞となった。
1位 | 3 | 渡邉 玲 | 昇天HF!!飯尾万歳!! |
2位 | 1 | 超人翔太 | 秘永路&F.ノリーズ.DMR.NEO |
3位 | 12 | 武丸ヨッシー!! | ハゼファクトリー+復活してもいいですか? |
4位 | 42 | 死神博士 | 玉砕戦隊・突撃ドクロちゃん |
5位 | 2 | 島村 勝 | TEAM246南出組 |
6位 | 5 | アメリカンフィーリング | DFノリーズ&DMR |
7位 | 9 | 下山 太一 | 紅兜刃&飯尾万歳&ハゼファク万歳 |
8位 | 7 | メグロス |
飯尾と愉快な仲間たち |
9位 | 19 | 藤原 茂樹 | 玉砕戦隊・突撃ドクロちゃん |
10位 | 58 | 後藤 祐也 | 摩擦師 |
11位 | 20 | 民谷 賢司 | 玉砕戦隊・突撃ドクロちゃん |
12位 | 48 | 48R | チームスマイルの48R |
13位 | 18 | 小泉 銀次郎 | 一走鬼+ハゼファクトリー+ケンクル2軍 |
14位 | 10 | 日吉 正則 | ごっつうR Jr&PBO+Testa!! |
15位 | 4 | ばんばんさん | TEAM246南出組 |
16位 | 6 | 山田 高士 | バトル☆ジャンキー&48Rの付き人 &炎怪部員&南出漢塾 |
17位 | 14 | さよなら飯尾 | ハゼF・超人マンR・島村家キラー・ KC青森 |
18位 | 39 | 大川 計 | 川口オートレース周回ZANK |
DNF | 8 | 竹中 祐季 | TEAM YOU明石 |