関東シリーズ戦、全国大会を制した＃１飯田選手。激しいバトルの末、惜しくも二位となってしまった２００７年シーズンの活躍に期待したい

＃４島村勝選手、最終ラップ一ヘアピンでの気合のブレーキング。 ここで前に出ることになるが、続くにヘアピンで順位を落としてしまうこととなる。 バトルの難しさを痛感したレースとなった。

第二グループを見事制した＃２アジアンフィーリング選手。持ち味の鋭い突っ込みで＃４島村選手に仕掛けていったり観客をわかせた。

五位入賞の＃８なべ選手。終始＃２アジアンフィーリング選手を見据えるもかわす事ができなかった。

とても嬉しそうな＃１６南出選手のチェッカーの瞬間。

モトチャンプ杯東日本最終戦　FNエキスパートクラス

すでに飯田翔太がシリーズチャンピオンを決めているＦＮエキスパートクラス。 だが今回は関西シリーズチャンピオン南出真吾選手、そして南出と同じＢａｔｌｌｅＪｕｎｋｅｙに所属する植田祐司選手の遠征、今期飯田翔太選手以外で唯一勝利しどんどん力をつけている島村勝選手がいるためまったく油断の出来ないレースとなった。

ポールポジションは＃４島村勝。 ＃１飯田、＃１６南出、＃２アジアンフィーリング（以下野口）までがフロントロー。 ＃８なべ、＃１７植田、＃１４ごっさんと二列目に続く。 予選レースから＃４島村、＃１飯田、＃１６南出の激しいバトルが展開され決勝も熱いレースが期待された。
いいスタートを切り、ホールショットは＃４島村。 以下グリッドどおり＃１飯田、＃１６南出、＃２野口、＃８なべと続いていく。
早速一ヘアピンで＃１飯田が＃４島村のインに飛び込みトップへ。 最終コーナーでは＃４島村が、二週目一ヘアピンで再び＃１飯田が打っていく。 続く二ヘアピンで＃４島村が＃１飯田のインに飛び込みトップへ出るが、ベストなラインで立ち上がった＃１６南出がスピードをのせ裏ストレートで二台を抜きトップへ浮上する。
しかし＃４島村がすかさず最終コーナーで＃１６南出を捕らえるが、一コーナーでは南出が前。 まだ二週目が終わったばかりだが、各ライダーの意地で誰の先行も許さない激しい展開となっていく。 バトルを繰り広げる三台に加え＃２野口、＃８なべ、＃１７植田、＃６メグロスまでが数珠つながりとなり続く。
三週目最終コーナーで三番手＃４島村を＃２野口が鋭いブレーキングでかわすが、のせていった＃４島村が一コーナーでは前に出る。 この攻防で＃１６南出、＃１飯田が三番手以降に大きく差をつける。
バトルのため全体的にペースが上がらなかったが、＃１６南出がペースを上げ３３秒台にいれて来る。 そして最終コーナーで＃１飯田がトップに浮上。
二台ハイペースに切り替わっていくが、三番手＃４島村は＃２野口、＃なべを振り切っては行くもののまだペースを上げきれず大きく離されてしまった。
二番手＃１６南出が仕掛けず＃１飯田についていっていたため、二台でハイペースで逃げペースの上がらない＃４島村を突き放す作戦に切り替えたように見えた。 が、そこはバトルジャンキー（中毒）！七週目一ヘアピンで＃１飯田に仕掛けていき、続く二ヘアピンでは＃１飯田が仕掛けまたもバトルを展開していく。
二台接触しながらの激しいバトルの隙に、＃４島村がファステストラップをたたき出、し大きくあった差を一気に詰め三台の集団になる。
残り集回数二週、最終コーナーで＃１６南出が＃１飯田のインに飛び込みトップへ浮上。 接触してしまった＃１飯田がコースアウト寸前まではらんでしまい、ストレートスピードを伸ばす事が出来ず＃４島村にかわされてしまったところでファイナルラップへ。
一ヘアピンのブレーキングで＃４島村がトップに浮上し、続く二ヘアピンでインをブロックしながら進入するも、＃１６南出がそのインにねじ込み二台並んでのコーナーリング。
クリップ付近で接触してしまい、＃４島村はバランスを崩してしまう。 ＃１６南出が少し抜ける格好となり、＃４島村、＃１飯田と二ヘアピンを立ち上がっていく。 そして最終コーナー、少しストレートスピードを伸ばすことが出来なかった＃４島村を＃１飯田がパス。 ラインをクロスさせ＃４島村も食い下がるがフィニッシュラインでは飯田に追いつくことが出来なかった。
＃１６南出は見るものすべてを釘付けにした激しいバトルを制し、全国大会での雪辱を晴らす今期秋が瀬初優勝。 二位に＃３飯田、三位に＃４島村、四位に野口、五位になべが入りここまでが入賞となった。

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