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優勝した方がシリーズチャンピオンという近年まれに見る最終戦で期待通りのマッチレースを展開した#1飯田選手と#2島村勝選手。 拮抗した力のぶつかり合いに観客は息を呑んだ。
2007年シーズン桶川での二勝を含め、飛躍の年となった感のある#7なべ選手。2位表彰台を獲得した。
久しぶりのモトちゃんぷ杯参戦で見事3位表彰台を獲得の#5浅倉選手。終盤の追い上げで観客を魅せた。
最終ラップで痛恨の転倒を喫してしまった#2島村勝選手。今シーズンは優勝回数も多く#1飯田選手を追い詰めたが一歩及ばなかった。2008年シーズンの活躍に期待したい。
4位入賞の#3野口選手。今シーズン通じてほぼ上位を外すことなく結果を残し続けるのはさすがである。
終始集団に身をおくも#3野口選手に一歩及ばず5位入賞の#13メグロス選手。
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掲載の画像は全て決勝ヒート、ittoさんの撮影によるものです。いつも素晴らしい写真をありがとうございます。
モトチャンプ杯東日本最終戦 FNエキスパートクラス
台風による水害のため中止となってしまった大会の代替開催という形になったため、年をまたいで行なわれた2007年シーズンの最終戦。
前戦、ランキングトップの飯田選手の転倒、ランキング2位の島村勝選手の優勝という結果により、ランキング順位は変わらなかったもののポイント差が5ポイントという僅差になっていた。
シリーズ最終戦では通常のポイントの1.25倍のポイントが加算される規則になっており、実力的に上位を走ることが予想される二人のどちらが優勝しても勝者にチャンピオンが確定するという、近年まれに見る接戦のランキング争いに決着が付く締めくくりのレースとなった。
予選ヒートでのバトルを制し、見事ポールポジションを獲得したのは三年連続シリーズチャンピオン、今期ランキングトップの#1超人翔太選手(以下飯田選手)。セカンドグリッドからはランキング二位#2島村勝選手。大方の予想通りランキング上位二名がトップグリッドから並び、熱いレースになることが予想された。
3番手からは#7なべ選手。予選ヒート中盤までトップを走る#2島村勝選手にテールトゥノーズで付け、終始トップ集団から遅れることなくレースをし、決勝ヒートでの好走が期待された。
4番手は#3アメリカンフィーリング選手(以下野口選手)でここまでがフロントローとなった。
#6山下選手、#13メグロス選手、#17ササゲ選手までが2列目。#12島村勇樹、#5武丸!選手(浅倉選手)、#19後藤選手、#15下山選手が3列目からのスタートとなった。
2007年シーズン最後のレース、まず良い出だしを見せたのは#7なべ選手。各ライダー遅れることなく1コーナーへなだれ込んでいく。
ホールショットを奪ったのは#1飯田選手。#2島村勝選手、#7なべ選手と続いていき、2列目からスタートの#6山下選手が良いスタートから#7なべ選手のインを伺うもここでは後ろに付け4番手。#3野口選手、#13メグロス選手、#17ササゲ選手と続いていく。
続く1ヘアピン、4番手#6山下選手のインに#13メグロス選手、アウトから#3野口選手が並びかけて行き、行き場を失った#6山下選手は若干失速してしまい、立ち上がると#13メグロス選手、#3野口選手、#6山下選手というオーダーとなった。
トップから3番手までは順位を入れ替えることなく、#13メグロス選手、#3野口選手、#6山下選手という順でバックストレートをすぎて行き、最終コーナーのブレーキングで#3野口選手が#13メグロス選手をパスし4番手に浮上。右コーナーの立ちあがりからスピードを乗せたスピードを乗せた#5浅倉選手がバックストレートで#17ササゲ選手、最終コーナーで#6山下選手に仕掛けていった。 ここで7番手#17ササゲ選手が転倒してしまい、後方の#19後藤選手、#12島村勇選手も絡んで転倒してしまう。このアクシデントで#15下山選手以下は大きく離されてしまった。
#1飯田選手、#2島村勝選手はテールトゥノーズで二周目へ。#7なべ選手もバイク1台分ほど離れているがまだくらいついていきたいところ。そこから若干離れて#3野口選手、#13メグロス選手。ほんの少し離れて#5浅倉選手、#6山下選手と続いていった。
こういったオーダーのまま二周目をすぎ三周目へ。この辺りからシリーズチャンピオンのかかったトップ二台はペースを上げていき、マッチレースの様相を呈していった。6番手#5浅倉選手も前二台との差をつめ、#3野口選手を先頭に3台での集団となった。
5周目でこのレース初めて#1飯田選手を上回るラップ、33秒680をたたき、その勢いで6周目最終コーナーブレーキングでついに順位が入れ替わり、#2島村勝選手がトップに。
テールトゥノーズで立ち上がった#1飯田選手、7周目は様子を見たか。8周目高速コーナー立ち上がりからスピードを乗せ、1ヘアピンブレーキングで再びトップへ。 その後、9、10、11周目と二台共に33秒中盤というハイペースな展開で周回を重ね、順位の変動こそ無いもののお互いの全力を尽くした走行を見せた。
三番手#7なべ選手は単独走行。4番手集団からは#5浅倉選手が抜け出して行く格好となっていた。
レースも終盤戦へと差し掛かる12周目。この辺りから周回遅れのライダーが見え始めるも、二台共に難なくパスして行き、ハイペースを全く崩すことが無かった。
残り周回数が3周となる13周目。2位を走行している#2島村勝選手が1ヘアピン、最終コーナーで仕掛けはしないもののラインを変えプレッシャーを掛けていく。
14周目、前周と同じ展開でラインをとり、仕掛けどころを伺う#2島村選手と、全力の走行で前を走る#1飯田選手。お互い一歩も遅れることなくテールトゥノーズのままファイナルイン。
2007年シーズン最後の周回。序盤から鎖でつながれたかのように全く離れることの無かった#1飯田選手と#2島村勝選手。ブロックラインなど無く互いにワイドにラインをとり1コーナーへと進入していく。
ハイスピードで高速コーナーを旋回して行き、アクセルオン。ここでスピードを乗せ、前周までにラインを変え伺っていた1ヘアピンで撃っていくかと思われた。
観客席側から見ていると、クラッシュパッドの影となり、ライダーの頭しか見えなくなる高速コーナー中間。ここで#2島村勝選手の姿が消える。 クリッピングポイント付近でほんの少し限界を超えてしまったか、#2島村勝選手痛恨のスリップダウン。
単独走行となった#1飯田選手であったが、最終コーナーを立ち上がるまでスピードを緩めることなく走った。
ストレートへと戻ってきた#1飯田選手、大きく天を仰ぎガッツポーズでチェッカーを受け、4年連続となる2007年シリーズチャンピオンを優勝で決めた。
2番手は今シーズンの出世頭#7なべ選手。3番手は中盤から集団を抜け出し、2番手を伺おうかというところまで追い上げた#5浅倉選手。最終ラップ転倒を喫してしまった#2島村選手は4位でレースを終えた。
ここ数年関東では格の違いを見せるような圧倒的なレースを見せることの多かった#1飯田選手であったが、今シーズン若手の台頭や、上位ライダーのレベルアップにより苦しいレースをする姿が見られた。
今戦も緊迫した展開の中、一度も後ろを振り返ること無く、まさしく全力を振り絞り走りきった#1飯田選手、2007年シーズンも終わって見れば秋ヶ瀬、桶川共に#1飯田選手がシリーズチャンピオンとして走り抜けた。
関東チャンピオン超人翔太選手の2008年シーズン、秋ヶ瀬での全国大会2連覇等更なる飛躍が期待できることだろう。
1 | 1 | 超人 翔太 | 秘永路&H,F、ノリーズ、DMR、NEO |
2 | 7 | なべ | 昇天+HF+飯尾万歳! |
3 | 5 | 武丸! | 一走鬼+超人マンR+ハゼファクトリー |
4 | 2 | 島村 勝 | TEAM 246 南出組 |
5 | 3 | アメリカンフィーリング | DMR&ベガモンキー&ノリーズ |
6 | 13 | メグロス | RKT・ケンクル・ノリーズ |
7 | 6 | 山下 雄大 | SEXY KNIGHTS |
8 | 15 | 下山 太一 | 紅兜刃(セキトバ)x昇天RxKC横浜 |
9 | 17 | ササゲ 雅人 | カメ軍団&RSP南部☆SL長岡!NCB星野組 |
10 | 18 | 銀狼(シルバーウルフ) | 一走鬼+ハゼファクトリー+ケンクル連合 |
11 | 19 | ごっさん | 摩擦師+I.M.C.F |
12 | 12 | 島村 勇樹 | TEAM 246 南出組 |